情報や噂に頼るな 足で稼げ 目で耳で体感せよ

拙筆ながら私がかつて経験した転職活動について記載させていただきます。

私が転職活動したのは約12~10年前ぐらいでした。その頃は現在のように手軽なスマートフォンも普及しておらず、私もあまりパソコンにも詳しくないメカ音痴でしたので転職活動はハローワーク通いがメインでした。私の場合、もともと塗料の調色工場に勤務しておりまして、その経験を買われて従業員僅か10人足らずのA社に割にスンナリと採用されました。

しかしながら実際勤務してみますともともと在籍していた100人規模の会社から零細企業の転職は何かにつけてギャップの違いに悩み、当初はカルチャーショックの連続でした。

例えばもともと在籍していた会社は決まりきったルーティンをこなせばよかったところが、A社はいわゆるワンマン社長の独裁企業でまさに朝令暮改を絵に描いたような会社でイレギュラーな事象を楽しめるぐらいのメンタルの持ち主しか生き残れないような組織でした。

実際そのA社の社長以下長らく勤務されていた上司の方や事務員さんは人間的にもかなり一癖も二癖もある方でした。ついに私にそのギャップを埋められず残念ながら約2年ほどでA社を去りました。

 

現在その時の失敗要因を分析しますと、私はただ単にもともといた調色工場脱出ありきで転職活動していて本当に当時はハローワークや書店での転職雑誌立ち読み、図書館に通って転職関係の参考図書の読み漁りなど手段と問わず行っておりました。

その気迫は自分でもよかったと思いましたが、参考図書の読み漁りにつれて本当は実際の職場に足を運んで面接を通じてその職場を体感しなければならない肝心の部分が欠如してしまった気がしました。参考図書の読みすぎで逆にいらない知恵やテクニックが身に付いてしまい効率よく短期に転職する方法ばかりを追求した結果がA社転職失敗の要因でした。

具体的に申しますと普通面接は会社の営業日の勤務時間中に行うのが通例ですが、参考図書等には「自分は在職していて勤務時間中が難しければ勤務時間外や休日に面接してもらうことも提示してみよ。」というような主旨のことが書いてあり実際それにしたがって実践したところ、けっこうな確率で時間外面接に対応していただける企業が見つかり当時はよく夕方から面接に行ったものでした。

しかし今思いますとやはり勤務時間中に実際働いている従業員さんの表情などをつぶさに観察すべきであったと実感しました。

A社を去り、その約3ヶ月後次はK社に会社訪問し、K社についにはA社の失敗を教訓にキッチリ職場や工場、事務所、営業所等つぶさに見学して「コレなら自分もやっていけそうだ。」という確信のもと入社を決めました。

それから現在K社で約9年立ちましたがやはり上記の確信通り今でもK社の勤務を継続しています。昨今はネット全盛時代で情報も氾濫しておりますが、皆様方も氾濫に惑わされずやはり目で耳で体感して、自分の足で情報を稼いでいただきたいと思います。